Deutsch Study Method

【ドイツ語学習初心者必見】挫折しないための勉強法!文法勉強する前にやるべきこと

はじめに

ドイツ語を学ぼうと意気込んだものの、「なかなか覚えられない」「最初から完璧を目指して挫折した」という経験はありませんか?
実は、初心者がよく陥るこのパターン、全体像を把握せずに「1章ずつ丁寧に学ぼう」とすることが原因です。

今回は、超初心者向けにドイツ語学習の成功率を上げるために「まず全体をざっくり把握する」重要性と具体的な方法をお伝えします。

ドイツ語学習で大切なこと:全体像の把握

勉強の最初の一歩は、全体を知ること。

地図がなければどこに向かえばよいのか分からないように、ドイツ語学習でも同じことが言えます。
何も知らない状態で学ぶより、ざっくりでも「全体像」が分かることで、自分が何を学ぶべきかが明確になります。

なぜ全体像を把握するのか?

目標地点が見える
・学習範囲の中で何が重要か、どこを重点的に進めるべきかが分かる。
効率的に進められる
・新しい情報を既存の知識と結びつけることで、理解と記憶がスムーズになる。
挫折を防ぐ
・全てを完璧に理解しようとせず「50~60%の理解でOK」と割り切れる。

具体的な勉強ステップ

ステップ1: 初心者向け教材を手元に用意しよう。


特定のおススメは正直ありません!

しかし20レッスン程度で基礎的な会話が学べる教材がいいです。

この期間においては文法を細かくやるのはやめてください。

文法が重要なテーマですが、まずはドイツ語の雰囲気を学びましょう。

個人差があるとは思いますが、図書館で借りることがお勧めです。
無料で借りられるうえ、返却期限がモチベーションになります。

最新の本のように予約待ちということもなく、
1回延長できて最大1ヶ月借りれます。

個人のドイツ語を勉強できる時間や量によりますが、
2週間から最大でも1ヶ月で終えてください。

理解度はおおよそ見たらなんとなくわかる。 50~60%の理解を目指せると理想です。
単語も別に書けなくても、ここでは「見たらわかる」レベルで構いません。

選ぶポイント: 初心者向けで、会話形式で文法の解説が少しあるもの。

こちらのニューエクスプレスがお勧めです。

ステップ2: 文法を英語と比較してみよう。


教材を読む際に、以下のポイントを英語と比較しながら文法を予想していきましょう。
これが全体像を把握する鍵になります。

下記はおおよその例です。
現段階でわからなくてもいいですが、
見返したときに、ポイントを比較してみてください。

名詞の類似性

例: Mein Vater ist sehr nett. (My father is very nice.)
名詞は英語に似ているものが多いので覚えやすいな。

動詞の語順

  • Ich esse einen Apfel. (I eat an apple.)
  • Ich habe einen Apfel gegessen.
    動詞の位置に注意!英語と似ている部分もあれば、ドイツ語にしかないルールもありそうだな。

格変化 (mirとmichの違い)

  • Mein Bruder gibt mir ein Buch. (My brother gives me a book.)
  • Mein Bruder sieht mich an. (My brother looks at me.)
    英語にはない「与格(dativ)」が存在する点に注目してみよう。

冠詞の変化

  • Ich gebe dem Hund einen Knochen. (I give the dog a bone.)
  • Ich sehe den Mann im Park. (I see the man in the park.)
    冠詞が変化するのはいつだろう?

形容詞の変化

  • Das ist ein großer Tisch. (That is a big table.)
  • Sie trägt einen roten Rock. (She wears a red skirt.)
    語尾が冠詞によって変化するんだな。

効率的に学ぶには?


ドイツ語学習を効率よく進めるためには、単に教材を読んだり例文を暗記するだけでは不十分です。
ここで大切なのが、能動的に学ぶこと。

その一例として、前述の英語と比較することで
ただ文法や語彙を受け身で覚えるのではなく、
自分で仮説や疑問を持ちながら学習を進めましょう。

「全体の流れやテーマ」を掴むために、

仮説を立てる

「語順は英語と同じなんだろうか?」といった疑問を考えることで、
文法をただ読むにしても、どころを学ぶのかポイントがわかり、より深く理解できます。

知識を結びつける

英語と比較しながらドイツ語の文法を比較することをお勧めします。

もちろん、英語とドイツ語は似ているところもあれば、違うところもありますが、
総じて、ドイツ語の方がより細分化されているので、
英語が大まかな文法の骨組みになると思います。

もっと英語で学びたいという人は
こちらのブログをどうぞ↓↓
【ドイツ語 】 1つ変えるだけで差が出る!おすすめ勉強法

まとめ

ドイツ語学習を成功させるポイント

まず全体像を把握する
図書館などで初心者向け教材をざっと眺め、全体の「地図」を作る。

具体的なステップ
自分なりの仮説や疑問を持つことで、
能動的に、集中したポイントに焦点を当てて学ぼう。
最初から完璧を目指さない

50~60%の理解を目指し、基礎を繰り返す。

期限は2週間から1ヶ月でささっとやってみてください!

頑張ってください! Viel Erfolg!(成功を祈ります!)

  • この記事を書いた人

Riko

2020年に経済学卒業。 2022年2月よりワーホリでドイツへ渡航。ドイツ語C1レベル相当取得し、 2024年春よりドイツの大学正規留学で美術史を学びながら、イタリア語も奮闘中。ゆくゆくは第二外国語のフランス語(A1)も美術史のために学びたいと考え中。(詳しくは家ボタンを押してね)

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