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【ドイツ語】接続詞攻略: 動詞の語順は2通りだけ (A2-B1) #気まぐれドイツ語

接続詞攻略: 動詞の語順は2通り?!

動詞の語順は2通り

動詞の語順
ん?4通りの間違いではなくて?もっとない?
と持った方は恐らく混乱しているかもしれません。

ここで大切なのは

ポイント

  • 主文(Hauptsatz): 動詞は必ず2番目にくる。
  • 副文(Nebensatz): 動詞は必ず文末にくる。

動詞の語順パターン

接続詞のまとめ

ドイツ語の動詞の位置は以下の2パターンに分かれます。

主文 (Hauptsatz)

  • S + V + O, 接続詞 + S + V + O
  • S + V + O, 接続詞 + V + S + O

副文 (Nebensatz)

  • S + V + O, 接続詞 + S + O + V
  • 接続詞 + S + O + V, V + S + O

たくさんあるように思えますが、
先ほども述べた2パターンを原則として分かれば、
ドイツ語の動詞の語順に悩むことはなくなります。

主文(Hauptsatz): 動詞は2番目

S + V + O, 接続詞 + S + V + O

主文 (Hauptsatz) では、動詞は必ず2番目に来ます。
まずは1番目の文を見てみましょう。

並列的接続詞/ポジション0

並列的接続詞_ポジション0

例文

S + V + O, 接続詞 + S + V + O

Ich lerne heute Deutsch, denn ich habe nächste Woche die Prüfung.
(私は今日ドイツ語を学んでいます、なぜなら来週試験があるからです。)


恐らくこれが一番馴染みある接続詞かと思います。
簡単に言ってしまうと英語と同じ語順です。

この場合、接続詞「denn」は、文の0番目に位置します。
従って、「denn」はポジションを0番目に取り、Sが1番目、Vが2番目に来ます。

このように主文で使われるポジション0の接続詞は、
以下の5つのみしかありません。

接続詞/ポジション0

und, oder, aber, denn, doch
これらの接続詞はポジションが0番目、Sが1番目、Vが2番目に来ます。

S + V + O, 接続詞 + V + S + O

接続詞的副詞/ポジション1

接続詞的副詞_ポジション1

例文

S + V + O, 接続詞 + V + S + O

Ich habe nächste Woche die Prüfung, deshalb lerne ich heute Deutsch.
(私は来週試験があるので、今日はドイツ語を学んでいます。)

接続詞が1番目に、動詞が2番目に来るため、
その後に主語が続きます。

因みに接続詞的副詞なので、「副詞」ですが、
動詞の語順に焦点を当てて解説しているため、
便宜上「接続詞」と説明しています。

接続詞的副詞/ポジション1

dann, also, deshalb, deswegen,
trotzdem, sonst, auch, dagegenなど

補足

主文においては1文が独立しているため、

主文.+主文.

  • Ich lerne heute Deutsch. Denn ich habe nächste Woche die Prüfung.
  • Ich habe nächste Woche die Prüfung. Deshalb lerne ich heute Deutsch.

が可能。

副文の動詞の位置

S + V + O, 接続詞 + S + O + V

副文(NS)_文末1副文 (Nebensatz) では、動詞が文の最後に来るのが特徴です。
これがほかの言語との違いだと思います。

そして主文にくっついていて、
『サブ』だというのが分かるように、動詞が一番最後に来るのが特徴です。

大切なことは
サブだけでは成り立たないので、いつも主文と一緒です。

従って、使い方はこの2通りになります。
主文+副文または副文+主文

例文

S + V + O, 接続詞 + S + O + V
Ich lerne heute Deutsch, damit ich nächste Woche die Prüfung bestehen kann.

副文の特徴として、動詞は常に文の最後に位置し、
主文と一緒に使われることがポイントです。

副文の特徴

動詞が一番最後にきて、『サブ』と教えてくれる。
メイン+サブでセット

接続詞 + S + O + V, V + S + O

副文(NS)_文末2接続詞 + S + O + V, V + S + O
も先ほどと同じ

Hauptsatze : 動詞は2番目に100%くる。


という理論で理解できます。
つまり、
接続詞 + S + O + V,が一塊となってポジション1番目に来ており、
主文の動詞が2番目に来ているというわけです。

副文で使われる接続詞は、以下のものがあります

メモ

als, weil, damit, indem,
so dass, wenn, obwohl, wie

補足

ここでは三人称の時は気をつけてください。先頭に名前がきます。

NG:これだとsieが誰かわからない。
Damit sie nächste Woche die Prüfung bestehen kann,lernt Maria heute Deutsch.

最後に

まとめ

いかがでしょうか。

ここでは内容

主文

いつも2番目に動詞。
①並列的接続詞: ポジション0は例外でたったの5つ。
②接続詞的副詞: ポジション1でたくさんの接続詞が当てはまる。

副文

いつも動詞が最後で主文とセット。
従属接続詞が先頭の場合、その一塊がポジション1として
『,』の後に主文の動詞がポジション2でくる。

練習問題

練習問題(回答付き)を用意しています。

練習問題 接続詞と動詞の位置

 

  • この記事を書いた人

Riko

2020年に経済学卒業。 2022年2月よりワーホリでドイツへ渡航。ドイツ語C1レベル相当取得し、 2024年春よりドイツの大学正規留学で美術史を学びながら、イタリア語も奮闘中。ゆくゆくは第二外国語のフランス語(A1)も美術史のために学びたいと考え中。(詳しくは家ボタンを押してね)

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