ここでは目指すレベルB1(日常会話レベル)以上のドイツ語を身に着けたい
ドイツ語初心者のための超入門ロードマップです。

参考書買ったはいいけど、全然やる気がでない。
私もそんな時期がずっと続いていたのですが、今回紹介する方法を心がけてみたら、
ドイツ語の勉強が続くようになり、独学でイタリア語を勉強するときにもこの方法で学んでます。
ここでは私が実際に使っていた
参考書などのリンクも貼っておくので気になる方は見てみてください。
Contents
ドイツ語初心者のための超入門ロードマップ
1ヶ月、準備期間を設ける
【準備期間】
- 一冊初心者向けの本をさっと目を通す。
- 単語500~1000語を6~7割程度理解する。
【実践:ここから丁寧に勉強していく】
- 英語でドイツ語の文法を勉強する。
- ドイツ語で会話の勉強する。
準備期間設けることに意味があるの?
手っ取り早く始めた方がいいんじゃない?と思われるかもしれません。
始まりが一番大変!60%でいい。とにかく続けること。
一番最初にやらなければならないのは、
ドイツ語の単語、会話に触れてA1~A2レベルのゴールを知ること。
そのゴールをきちんと把握すること。
そしてドイツ語を10分でもいいから学習する習慣を身につけることが大切。
私が思うのはドイツ語の勉強で一番大変だったのは、
C1レベルではなく、ドイツ語に慣れる段階のA1レベルが一番大変でした。
最初のうちに大切にしないといけないのは
続かなかったら、意味なし。
もちろん、同じ参考書で何周もすることも大切ですが、
残念ながら、初心者レベルではまだその土俵には立っていません。
テキストやり抜く義務感、完璧主義に囚われてはいけません。
ドイツ語は全くのド初心者。
まずはドイツ語に慣れるということを意識してください。
「まだ準備期間なのに、こんなにも分かった。すごい!成長した!」
と自分を褒めてモチベーションをあげていきましょう。
メモ
- 準備期間を設ける。
- 始めのうちは60点でいいから続けること。
- 分かること。慣れること。
- モチベーションを上げていくこと。
英語学習との違い
なぜ、最初から本格的に学ばないのか。
【理由】スタートラインが違う。
英語ならば、中高の計6年間単語に触れていて、
一通りの表現はわかる。(話せるかは別として)
ただ、ドイツ語などの他の外国語は
- ほとんど知識がない。
- 英語のように一定期間、学校が面倒見てくれない。
- 一人で勉強する時間が多い。
ドイツ語をなにも知らない状態で文法と単語を学べば、
文法が英語よりはるかに難しい上、単語もすべて覚えないといけないので、
モチベーション下がるのは当然です。
テキスト開いて文法を淡々と覚えていくのはムリ。
だからこそ、準備期間を設けることで、
『慣れる』というのは、新しい言語を学ぶにあたって大切です。
準備期間にすること
一冊初心者向けの本をさっと目を通す。
【目的】ドイツ語に慣れる =語順・文法の雰囲気をつかむ。
- 簡単な挨拶、決まり文句を覚える。
(Guten Tag、Danke、Tschussなど。) - 【+α】お決まりのシチュエーション(自己紹介、注文)
簡単な表現は言えるよう言えたら◎
「Ich komme aus Japan. Ich bin Student/in.」
「Ich nehme einen Kaffee, bitte.」
ここでは文法はこんな感じか程度でOK。
ひとまず細かい文法der die das だっけ?みたいなことは置いといて
「SVO」で何か話せる状態にしておくと◎
もし詳しく知りたい場合は気になるシチュエーションところだけ
さらに見てみるといいかもしれません。
私は実際フランス語圏に旅行するときは、
レストランと美術館でチケットを買う場面を中心に勉強してました。
メモ
- 大切なのは頑張りすぎないこと。
- 完璧主義にならず続けること。
基本的にこの時期は図書館で借りて
なんとなく見るだけでいいと思いますが、もしどういうの見ればいいのかわからない方はこちら↓↓
参考書(例)
『ニューエクスプレスプラス ドイツ語』
⇒いろんな言語のシリーズある。図書館に何故かほぼある(はず)。
『CD付き オールカラー基礎からレッスンはじめてのドイツ語』
⇒イラストがあって分かりやすいが、図書館にはないかも…?
個人的には図書館で借りると返却期限もあるのと、せいぜい延長できても1ヶ月だと思うので、
返却期限を使って締切を作ってしまうのはおススメです。
とりあえず図書館にある会話が学べそうなものを借りてみてください。
単語500語~1000語、助詞を7割程度理解する。
ここでは重要なのは次のステップの際に
「見たことあるな…何だっけ」とボキャブラリーを増やすのが目的。
本格的に勉強する前に初見の単語を減らし、
回数を重ねることで自然と覚えるようになるようにする。
- すべて覚えなくてOK
- 覚えれないからといって落ち込まなくてOK
ここでは私が実際に使っていた2つのものはこちらです↓↓
お勧めの参考書
ここでは2つを使い分けることで、
いいとこ取りできるので2つ紹介します。
『新・独検合格 単語+熟語1800』
- 日常会話・テストで使われる単語が網羅されている。
- 単語が独検レベルで4級、3級とわかれている。
→頻出順に効率よく学べる - 2級の部分ではイディオム的な日常表現が書かれている。
- 最後の部分にはカテゴリー別に単語ある。
- デメリット:名詞では例文がない。(動詞には例文あり。)
『基本 1000 単語-名古屋大学』(PDF)
- 派生語も解説欄に書いてある。
例えば、名詞 Arbeit とあれば、動詞 arbeiten と派生語も記載あり。 - 名詞などにも例文が書かれている。
- 例文に実用性な挨拶が記載ある。
- デメリット:1000語しかないのであくまで初心者向け。
ここで簡単まとめると下記の通りです。
メモ
- 『ドイツ語基本 1000 単語- 名古屋大学(PDF)』では名詞をメインでA1向け
- 『新・独検合格 単語+熟語1800』では動詞をメイン、A2向け
実践:気をつけたいこと
英語でドイツ語の文法を勉強する
ここでやっと準備期間の勉強が活かせます。
文法を学んでいても単語の7割は知っている状態なので、
例文はだいたい理解できるようになります。
なので、文法にフォーカスして学べます。
出てきた単語でわからないものは
単語をノートもしくは単語帳等にメモする。
ここからは単語も分かるから使えるに変えていきましょう。
ちなみに、なぜ「ドイツ語」ではなく「日本語」でもなく、
初心者は「英語」で理解した方が早い理由はこちらの記事で解説しています。
(私のノートも公開してます。)
しかし、ここでも大切なのは、スピード感。
1つの単元を100%分かるようになるまでやるよりは
70%でいいから一通り学び何度も復習して100%に近づけていくことが大切です。
メモ
単語は貪欲に覚える。「やりすぎ」はない。
しかし初めて習うことは100%できなくてもいいので、スピードを大切にする。
70%を合格でいいので理解したら次に行く。
ドイツ語で会話の勉強する
ドイツ語で学ぶ=類語や言い換えを学べる。
文法で学んだ文や表現をどんな時に使うのかを中心に学ぶ。
(以降は英語学習と同じです)
- 文法を完璧にする。
- ボキャブラリーを増やす。
- インプット3割、アウトプット7割していく。
一つ一つのボキャブラリーを増やす。
今日習った単語、熟語を今日のうちに使う。
ドイツ語で会話の練習する。
お勧めのサイトの紹介
- lingoni GERMAN
- Learn German with GermanPod101.com
lingoni GERMAN
私はこのサイトで文法を独学でB1レベルまで理解しました。
英語での解説なので、ドイツ語だけよりも理解しやすいのでゴリ押しです。
文法はしっかりですが、会話が少なめです。
字幕がついているのでリスニングに不安がある方でもおススメです。
Learn German with GermanPod101.com
ドイツ語学習では使っていなかったのですが、使えば良かったという後悔しているサイト。
今はイタリア語の勉強にこのサイトを活用しています。
ただこれは会話が中心で文法の説明が音声と文字だけでわかりにくいので、
上記の lingoni GERMANとの併用をするのがおススメです。
長続きするコツ&まとめ
つまり「知ってる」単語が多いほど文がわかり、
分かるほど、楽しくて続けられます。
仮にわからなくても「何だっけ?」となったものは記憶に残りやすいです。
語彙はありすぎという状況は永遠と訪れないので、
貪欲に覚えていきましょう。
ここでは、ドイツ語をゼロから始める方向けに発信しました。
すぐにスタートをきるのではなく、
「準備期間」を設けることがとても大切です。
まずは準備期間を設けて、ある程度理解できたら、
本格的に勉強していきましょう。
最初がホントに一番大変ですが
続けていくと慣れていくので焦らずに続けてみてくださいね。