Contents
B1に向けてA2でやること。
全体像を把握しよう
全体を知ることとは旅に例えると地図を持つということです。
ここではA2のレベルをA1とA2を比較と
またA1からB1レベルのスピーキング回答例を紹介しています。
A2で必要な項目を知りましょう。
はてな
またB1に向けてどんなことををやったらいいのかわからない。
A2の勉強計画の際に役立てば幸いです。
A2のはじめの一歩:A2の全体像と注意事項
A1までの目標はドイツ語そのものに慣れることだけど。
A2は出来るだけドイツ語に触れる機会を増やし、アウトプットの場を増やしていく。
A1とA2の違いを知る
A1とA2違い:Goethe-InstitutにおけるCEFR引用
A1レベル
具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解し、用いることもできる。自分や他人を紹介することができ、どこに住んでいるか、誰と知り合いか、持ち物などの個人的情報について、質問をしたり、答えたりできる。もし、相手がゆっくり、はっきりと話して、助け船を出してくれるなら簡単なやり取りをすることができる。
A2レベル
ごく基本的な個人情報や家族情報、買い物、近所、仕事など、直接的関係がある領 域に関する、よく使われる文や表現が理解できる。簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄についての情報交換に応じることができる。自分の背景や身の回りの状況や、直接的な必要性のある領域の事柄を簡単な言葉で説明できる。
Goethe-InstitutにおけるCEFR引用より
しかし実際のところどのレベル?というのは想像が難しいと思います。
『基本的な言い回し』『日常会話』などのというものも、定義が曖昧ですよね。
従ってここからは私がA1とA2はこのレベルというのをより具体的に解説していきます。
スピーキング編:A1とA2の違い
A1レベル: 初対面で使う 定型フレーズ
例えば、レストランでの注文やシンプルな挨拶、 時間や場所の尋ねることができる。
Guten Tag / Danke usw. (挨拶)
Ich nehme einen Cafe. (必要な欲求)
Wo ist die Toilette? (必要な欲求)
Wie spät ist es? (定型表現)
ich heiße ○○. (自己紹介)
Ich habe gefrühstückt. (ルーティン表現)
まとめると、
まとめ
一方通行で話せる。
具体例には自己紹介や日常のルーティンに対して、説明することができる。
時間や注文などの定型の質問は返答可能だが、会話は膨らませない。
言い換えると、
コミュニケーションとなると、大してできない。
但しゆっくり話して問いに対して、
簡単なことなら多少の受け答えができる。
A2レベル: 一方通行だけでなく、会話のキャッチボールができる。
友達同士で身近な出来事について話すことができる。
例えば、今日何した?という問いに対して、より具体例に説明できる。
朝ごはん、学校へ行くなどのルーティン以外で、
友達と会ったことなどの身近な出来事に関して話すことができる。
相手に質問することができる。
また自分はこう思うと意見をいうことができる。
友達同士で日常的な出来事に対して
コミュニケーションが可能になる。
また自分が思ったことを伝えることができる。
『今日何したの?』A1-B1レベルの回答例
話せる内容も分かってくるのですが、レベル感がわかるために、
ここで一つ『今日何したの?』という問いに関して、
どのようにA1-B1レベルで答えるか比較してみましょう。
A1レベル
Heute hatte ich Vorlesungen an der Universität.
(今日は大学で授業がありました。)
A1レベルでは、簡単な出来事を述べることができます。
ここでは、日常のルーティンを伝えることができるけど、
どう過ごしたの?というのはわからない状態です。
従って、A1レベル同士ではここで会話がとまることが多いかと思います。
(Vorlesungen hatte は内容的には高度ですが、構造的にはA1レベルです。)
A2レベル
Heute hatte ich Vorlesungen an der Universität
und danach habe ich mit meinen Freunden Mittag gegessen.
(今日は大学で授業があり、その後友達と一緒に昼食をとりました。)
A2レベルでは、授業だけでなく、
その後の行動も追加情報されてちょっとだけどんな1日だったのかが分かります。
B1レベル
Heute hatte ich Vorlesungen an der Universität.
Danach habe ich mit meinen Freunden Mittag gegessen,
um über unsere Seminararbeit zu diskutieren.
(今日は大学で講義がありました。
その後、セミナーの課題について話し合うために友達と昼食を食べました。)
B1レベルでは、出来事や行動の理由を述べることができる。
大学での一日出来事に加えて、どんな一日だったかがわかりますね。
まとめ:A1からB1の例文比較
A1からB1までのレベル例文から、
述べる情報の量の違いが分かったのではないでしょうか。
A1:出来事そのもの。
A2:出来事をより細分化して状態を説明できる。
B1:出来事について説明に加えて理由や感想を伝えることができる。
(この文はあくまでも参考程度にお願いします。)
ここからわかるのは
A2のテストでは出来事を順序立てて説明し、
その理由や感想をA1レベルの表現で構わないので説明できたら8割OKということになります。
語彙編:A1とA2の違い
A1とA2の語彙数の違い
A1レベル
A1レベルでは、約600〜800語の基本的な語彙。
挨拶、自己紹介、時間、日付、家族、色、食べ物などの
基本的な単語やフレーズ。
A2レベル
A2レベルでは、約1200〜1500語の語彙。
仕事、趣味、旅行、健康、趣味、日常生活の様々な側面など、
幅広いトピックに関連した語彙。
→ドイツ語学習者同士でも日常でのコミュニケーションが可能になる。
B1のドイツ語のテストに合格するには、
おおよそ2,000〜2,500語の語彙必要なので、
ここでは2000語近くを目標にするといいと思います。
8割覚えれば1600語程度になるので、A2レベルでは困りません。
単語帳はGoethe公式が出しているものでOK
↓↓単語はGoetheが出している単語リストを確認してください。
B1_Wortliste_2016_02.qxp_B1 Wort (goethe.de)
文法の学習
ドイツ語で学ぶようにしていこう。
ドイツ語で文法を学ぶことで自動的にリスニングにもなりますし、
ドイツ語での説明の仕方にも慣れていきます。
もちろん最初は難しくて当たり前ですが、
理解している文法の説明をドイツ語で聞いたりすることで、
よりドイツ語をドイツ語で理解することができるようになります。
お勧めは1:1の割合くらいで
英語/日本語:ドイツ語で学んでいきましょう。
個人的には日本語の文法用語って理解しづらいし、
検索しても情報が少ないので、
英語での文法学習をお勧めしています。
英語だと用語がドイツ語なので、ドイツ語で調べることが可能です。
また実践として、B1のレベルも視野に入れて勉強。
TELCのテストは比較的簡単なので、どの程度求められているのか
実践で学ぶのも有効です。
テキストを買わなくても、
(YouTubeで見てみてください。)
↓↓詳しくはこちらのブログを参照してください。
【ドイツ語】C1レベルになるためにやったこと。無料の教材を活用せよ!【A1-B1レベル】 - Riko Blog (riko-blog.jp)
リスニングとリーディング
Deutsch To Go (A2-C2)
日本人の95%は知らないのではないかと思います。
(ドイツ語学習者でも紹介している人が少ない)
これはドイツ語の先生もおススメししています。
A2-C2まで幅広く、時に難しい用語もでることはありますが、
リスニングとリーディングで両方使えます。
問題や語彙のテストもあり。
2分程度の短いので、毎日続けられる。
私はB2とC1のリスニングをよく聞きましたが
語彙力とリスニング、リーディングは間違いなく上達しました。
最初は難しいと感じるかと思いますが、続けて見てください。
焦るな!わかるのとできるのにはタイムラグがある。
「わかる」のと「できる」の間にはタイムラグがあるので、
できないことに落ち込まず、
一つずつ意識して使えるようにしましょう。
「わかる」と「できる」にはタイムラグがあるので、
そのためにも予習をお勧めしています。
予習は当たり前、授業は復習
- 自習で文法を一通り習う。
- 微妙なところはYouTubeなどで再度確認する。
- 1週間分のアウトプットをする。
- 最後の仕上げに授業などで復習する。
さらに授業のあったその数日はその習ったことを意識して
日常に取り入れていく。
例えば、Dochを習ったとすると、それをできるだけ使ってみる。
宿題やった?→Ja
宿題やってないの?→Doch
復習って面倒くさいからこそ、
授業は最後のアウトプットの場として
デットラインにしてしまう。
だからこそ、それに向けて逆算できる。
その日始めて勉強してその後復習する人よりも、
予習で自分の苦手な部分、疑問が分かっている状態で
授業に挑めるため質問も明確になるので、ぜひ試してみてくださいね。
先生などに質問できるのは大きな差になります。
まとめ
何となくA2というレベル感を文字だけで説明するのではなく、
具体的なドイツ語の例文も踏まえて説明しました。
あくまでも参考程度ですが、A2のレベルや道筋がわかったら、ぜひ始めてください。